東京都の緊急事態宣言は延ばすということらしいので、まだ大人しくしてなけりゃいかんかと思っているのですが、自宅と仕事場の往復のみだとだんだん気が滅入ってしまいます。先日の点検で車のバッテリーが弱っているからもうちょっと動かすようにしてくださいねと言われたことを言い訳に、ちょっと出かけてみました。

いい感じの建物でした

あんまり遠すぎず近すぎずというところで、空いていそうなところを探してみたところ小平市にある東京ガスのGAS MUSEUMが良さそうだということで行ってみました。

ここは東京ガスの施設ですが、公営のものを中心に、探してみると結構あちこちに博物館や美術館はあるので、そんなところに行ってみるというのを最近やってます。室内にこもっている仕事なので、ちょっと出かけると気晴らしになっていいんですけれど、目的地がなくてはどっち向いて進めばいいかもわからなくなるので、目的地としてそのような場所を設定しているのです。

やってみると、なかなかよいです。
展示物をじっくり見てみると、どこも様々な工夫をしていい展示になるようにしているところばかりで興味深いです。

それに、こういった施設は入場料がとてもお安いのです。ガスミュージアムは無料です。無料かわずかな入場料で結構楽しめて、その上ちょっと賢くなれるという、なかなかに有意義な趣味ですよ、これは。

企画展として「渋沢栄一とガス事業」というのをやってました。そんなにちゃんとガスについて考えたことは今までになかったものですから、いろいろと知ることができました。中でも、公共事業としてやっていたガス事業を民間化するべきだという議論があったときに、渋沢栄一は黒字化してから民営化するべきだと言って事業が黒字になってから民営化したという話を知って、これは近年言われている民営化というのとは違うよなぁと思いました。でも、そうですよね。うまく行っていない公共事業を民営化すれば収益も上がってサービスもよくなるなんてことはあるはずないですよね。

もうちょっとしたら一万円札の肖像になる人らしい、程度の認識しかなかったのですけど、ガス事業に関しても中心的な役割を果たしてきたということのようでした。

それ以外にも、最近はガス管がポリエチレン製になっているというのも知らなかったです。いろいろ変わっているのですよね。

ガスオルガンというのも置いてありました。音域はあんまり広くないみたいで、普通のオルガンと同じように演奏できるということではなさそうでしたが、優しい音が出そうな楽器でした。覗き込んでみたら、ガス管はつながっていないみたいだったのですが、あれは音が出る状態で保存されているのでしょうか?機会があれば音を聞いてみたいです。

朝に家を出て、じっくり見て回ってお昼過ぎには帰ってくる感じでしたけど、いい気分転換でした。

「ガスミュージアム」に2件のコメントがあります
  1. とても面白い日記でした。だいすけさん、ありがとうございます。僕もその素敵な趣味をマネしてみようと思います。

    1. Kanさん!お元気ですか?
      コメントありがとうございます。
      各地の博物館・美術館巡りはなかなか楽しいです!

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