魅惑のMAX


何時の間にやら、1月も終わって2月になっておりまして、あんまり呑気にしている場合ではないような感じがしなくもない今日この頃でありますが、皆様如何お過ごしで御座いましょうか?

私は2月16日に新潟で行われます、日本電子音楽協会のイベントで発表する曲の制作に勤しむ日々であります。例によって、予定通りに事が運ぶというのからは程遠い進捗状況ではありますが、結構楽しみながら進めることができております。
普段はこんな感じのものを作れという御依頼を受けまして何か作るということを中心にやっておりますが、今回のは好き勝手していいということですから、そこが根本的な違いですね。

ちょっと前に「禁断の…」というタイトルでチラ見せしておりましたが、やっぱ現代音楽やるんだったらこれじゃないとねー、というとてもミーハーかつ上辺だけの理由でMAXというソフトウェアを使うことにして、「はろーわーるど」から始めております。そんな所からやってて間に合うのか、という私自身にも不安な要素を山程抱えつつの出発でありますが、まぁ、そこはそれ、きっと何とかなるだろー。


で、そういった大問題はそっとしておくとして、このバージョンアップを繰り返す度に名前が長くなっていくソフト(今の正式名称はMAX/MSP/Jitter+GENで、略してMAX6+GENですよね。)は普段使っている音楽制作用のソフトウェアとはちょっと違うのです。
コンピューターとか使って音楽作ったり録音したりするということは、毎日やってますし、新しい情報に関してもそんなに疎い方ではないのですよ。だから、今何がどんな風にどの位できるのか、ということは概ね理解しております。でも、広い意味での「商業音楽」を作る時に使うものと同じではないのです。

どこが違うかと考えてみるに、これまで自分が使っているものというのには、「目的」というものがあるのですよ。まぁ、道具ですから利用目的がある方が当たり前と言えば当り前なのですけれど。
具体的に言えば、下手な歌の音程を修正するだとか、今イチな音でしか録れなかったドラムの音色を後から差し替えるだとか、予算の都合で生のオーケストラで録音できなくとも、まるで百人編成のオーケストラで演奏したかのように聞こえるようにするだとか、(何故か情けなくて涙目になりそうな目的ばかりですが…)とにかく何がしかの「目的」があって、このソフトを使えばこんなことができますよ、ということになっているものです。
ところが、このMAXというソフトには「目的」がないのです。フーリエ変換だろうがFM合成だろうが何でもできるのです。で、それをどう使うのかは使う人が考え出すことになっているのです。ずらーっと「できること」というのが並んでおって、それを使って何をするのか、何を作るのかというのは使う人が考えなさい、ということになっているワケですよ。
いや、これね、とても面白いですよ。何が面白いって、よくわけのわからんところが面白いのですよ。わけがわからんがなんかスゴそうなもの、ってのはなかなかにエキサイティングなものでありますからね。

MAXはね、昔から知っているのですよ。それこそ、今後MAXは「おぷこーど」から発売されるみたいだよ、という頃から知っています。当時はMIDIしか扱えなかったから、オーディオが自由に扱えるようになっている今のMAXにはびっくりです。まぁ、冷静に考えれば、20年も前のハナシな訳ですから、それができるようになっているのは当然なのですけどね。

てなことで、なかなか楽しくやっております。アングラですけど…。

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